質問
私はもう何年も無事故で毎年等級が上がっており保険料も毎年下がっています。しかし前回の更新の際に確かに等級は上がっているのですが、保険料まで上がっていました。
なんだかよくわからないのですが、なぜ等級と一緒に保険料まであがっているのでしょうか?
回答
結論
「型式別料率クラス」が変更になったからというのがひとつの原因ではないかと考えられます。
車種ごとに「型式別料率クラス」というものが設定されており、その料率が変更になると支払っている保険料も変わります。型式別料率クラスといっても一般的な言葉では無く、ご存じない方もいらっしゃると思います。以下でその制度についてお答えしていきます。
型式別料率クラス制度とは?
型式別料率クラス制度とは車の型式、つまり車の種類毎に保険料を変えている制度の事で、各型式の事故実績から料率クラスは決定されています。
いわば「事故が多い型式は保険料も高くなる」「事故が少ない型式は保険料が安くなる」という考え方で、この料率クラスは毎年変更されます。
そのため今回の質問者様の場合、今回の更新で等級は上がった(=保険料が安くなるはずだった)けど、その裏で所有の車の型式の料率クラスが変更されたため、保険料が上がったと考えられます。
ちなみに、この型式というのは車種のことではなく車の構造上の違いを表したものです。例えばホンダ・N BOXにはFF方式と4WD方式があり、前者の型式は「DBA-JF1」、後者は「DBA-JF2」となっており同じN BOXでも型式は複数あります。N BOXに限らず同車種でも異なるエンジン、異なる駆動系式を持つ車種は型式が異なります。
実際にどのように料率クラスが決められている?
型式料率クラスは1~9まであり、1が最も保険料が低い(=保険成績が良好)で9が保険料が高い(=保険成績が悪い)とされています。
また、この料率クラスは対人賠償・対物賠償・搭乗者傷害・車両保険と保険の種類毎に料率が決められています。
例えばマツダ・RX-8は対人賠償・対物賠償・搭乗者傷害・車両保険にそれぞれ4・5・1・5がつけられており、各保険の種類毎に料率クラスは異なっています。このように保険の種類毎に異なっているのは、車種によって安全性や相手に与えるダメージが異なるからです。RX-8は搭乗者傷害のみ1と低いですが、それは車内安全性が高い車であるということです。
安全性が低い車はその部分が高い料率クラスとなっています。
実際の料率クラス
実際の車を例にとって比較します。
トヨタ・アクアは全て4と基本的な料率になっています。これはアクアに乗って事故を起こす人が少ないという事を意味します。
逆に、フェラーリ・F360の方は全体的に高い数字が出ています。特に、車両保険は最大の9。これは、他の車と比べて運転の難しさ(挙動や運転席からの視界等)、そして平均的にスピードが高い事が事故を招く可能性が非常に高いと言うこと、また注目度が高い文いたずらや盗難の可能性も高い点が車両保険の料率が高い理由でしょう。また、車両保険以外でも車本体が非常に高価なため事故に遭った際の補償額が大きいという理由もあります。
つまり、これらの料率クラスは「事故を起こす可能性が高いかつ、起こした時の補償が大きい」場合に高い料率が設定されます。これは保険会社側のリスク回避のための指標であり、これをもとに車両に対してのリスクを測るわけです。
料率クラスは事故実績から決まるものなので個人が何をしようと料率クラスを操作することはできません。料率クラスの変更は素直に受け入れるしか無いでしょう。
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