質問
先月、単独事故を起こしてしまいました。
壁にぶつかり、壁はなんともなかったのですが車が大きく凹んでしまったので修理に出したら修理費が12万円でした。保険を使うべきでしょうか?ちなみに現在7等級です。
回答
結論
12万円というと非常に微妙な金額ですが、
それでも出せるのであれば12万円程度なら保険を使わずに払われる事をオススメします。
そちらのほうが長い目で見た時にコストは少なく済むからです。
保険を使った時と使わない時でコストの差はどのくらい?
保険を使わない場合と使う場合で出費額を比較します。
保険を使わなかった場合、修理費が12万円かかりますから出費額は12万円です。
一方保険を使う場合(この場合は車両保険)は、保険から出すため修理費は0円ですが、次の更新で等級が3つダウンするためダウンしなかった時との差額がコストとなります。
その差額がこの質問者様の場合、1年目で2万円、2年目で2.3万円、3年目で1.7万円となり合計6万円がコストとなります。
この3年間の段階ではまだ保険を使用しない時の方が6万円マイナスですが、これからもう少し長期的に見た時に保険を使ったか使わないかで将来的なコストは逆転します。
なぜコストが逆転するの?
例え今回のように単独事故を起こした場合でも他人を巻き込んだ大きな事故を起こした場合でも、保険を使わなければ保険上は「事故なし」として記録されます。
逆に小さな単独事故でも対人補償、対物補償、車両保険等、事故の補填を保険で行った場合「事故あり」として扱われます。
この事故ありと事故なしで大きく違いがあり、同じ等級でも10~20%保険料が安くなります。
なので現在は保険使わない方がコストが大きいことになっていますが、長い目で見た時に毎年10~20%安い保険料を払っていくのでいつか逆転することになります。
また、長年無事故の場合は優良ドライバーとして更に割引がなされます。これを「長期優良割引」といって5%程度の割引があります。長い間無事故で16等級くらいになると割引が頭打ちとなり、そこから保険料は横ばいとなってしまいます。そこから顧客を引き止めようと更に割引を増やす制度を一部の自動車保険会社が設定し、それがこの「長期優良割引」です。
事故無しドライバーの等級制度と、長期優良割引合わせるとかなり割引されることになるので、なるべくなら保険は使わずに修理を行えると良いですね。
どんなドライバーも事故を起こさない保証はない
ただし、優良ドライバーになって割引を受けたいからといって保険を使わないというのはナンセンスです。そもそも自動車保険の意義は「必要なときに補償してもらう」ためのものです。現在12万円を支払うことが難しければ無理せずに保険を使いましょう。
優良ドライバーになって割引を受けたいからといって、今回のような微妙なケースの時に保険を使わず12万円を払い、いざ保険を使わざるを得ない大きな事故に遭遇してしまったら、前回使ったかどうかなんて関係ありません。優良ドライバーの道は閉ざされます。それならば今回のケースで12万円もらっておいた方が良いということになります。
では、廃車と修理。どっちがお得?
まず、事故を起こしてしまった車を事故車と呼びますが、
その事故車に「修復歴」がつくかつかないかで価値が大幅に変わってきます。
ダメージが少なく、修復歴の対象となっている箇所を修理・交換しなければ修復歴はつかないため
将来その車を下取りに出すときはあまり価格に影響しません。
ただし、損傷が深かったり修復歴の対象となる箇所を修理・交換しなければならない場合は
車の価値が下がり、ディーラーへ下取りに出しても納得のいく金額にならない可能性が高まります。
そういったことから、廃車に出したほうが良い場合があります。
事故車を廃車買取業者に依頼した場合、
一切負担することなく廃車をしてくれるサービスがあります。
本来、費用が発生してしまう廃車手続き代行やレッカー代、解体費用は一切かかることがなく
0円以上買取が保証されているのが「カーネクスト」です。
出張査定がなく電話一本ですぐに査定額を提示くれるので、今一番オススメしたい買取サービスになります。
⇒ お金も時間もかけずにお得に廃車をする
車の状態や車種によって高価買取の場合も。リピーターも多いとか。
結論
1.今回の出費があまり多きな金額で無いのであれば、保険は使わずに自分で支払いましょう。
2.一度廃車買取業者に査定を依頼し、買取額次第では廃車にした方がお得な場合もあります。
1.の場合、無理に支払う必要はありません。いざというときに出費を助けてもらうために自動車保険に入っているのですから、無理に支払うことはせず使うべきところはしっかり自動車保険を利用しましょう。
もし廃車することが確定であれば、買取業者に買い取ってもらった方が断然お得です。
⇒ カーネクストで無料査定を申し込む