質問
保険料を最低限のラインで十分な補償を受けたいと思っています。
しばらく対物補償を上限3000万円と考えていたのですが、
見積りをしたら思ったより高くなってしまいました。
そこで対物補償を1000万円にしようかと思ったのですが、1000万円でも大丈夫ですかね?
正直3000万円の物を壊すって滅多に無いんじゃないかと思って、
しかも何かあっても1000万円もあれば大体はカバーできるのではないかと考えているのですが、
実際の所はどうなのでしょうか?
回答
結論
少なくとも3000万円、できれば無制限にしましょう。
なぜ少なくとも3000万円か、実際に対物補償額を以下の通りに設定した場合に
どのような負担のリスクがあるかを考えてみました。
・対物補償1000万円までの場合
・対物補償3000万円までの場合
・対物補償無制限の場合
対物補償額1000万円までの場合
1000万円クラスの物は周りに多く存在します。
事故を起こす対象物として一番可能性の高い物は車です。
メルセデスベンツSクラスや・BMW7シリーズ、アウディA8、レクサスLSなどは
都市部を走っていれば頻繁に見かけますしその他でも1000万円台の車はよく見かけます。
すれば当然事故を起こす確率も高いので1000万円では足りないでしょう。
その他、法定速度での走行や安全確認を怠らないなどして普通に運転する場合でも、
不意に建物・建造物に衝突、破壊してしまう可能性は大いにあります。
建物・建造物は1000万円では足りない可能性があります。
対物補償3000万円までの場合
3000万円を超す車はS65 AMGやLEXUS LFA、ランボルギーニ・ガヤルドなど。
1年に数回見かけるかもしれない位の遭遇率ですので、3000万円クラスの車と事故を起こすことは
確率的に考えてまず無いと考えて良いでしょう。
しかし建物・建造物に関しては、何が原因で事故を起こすか分かりません。
事故に巻き込まれる形で破壊してしまう可能性も考えられます。
3000万円を超す建物ならいくらでもあるので、3000万円で足りるかと言われたら足りないでしょう。
それでも確率的には1000万円クラスと比べたらぐっと低くなりますので、少なくとも3000万円は必要です。
対物補償無制限の場合
無制限なのでマイバッハであろうとブガッティ・ヴェイロンだろうと何を壊しても全額補償は出ます。
(もちろん事故の状況によりますが)
建物・建造物にだって補償が出ます。
事故が起こってからでは遅いです。
事故が起こった時の保険ですから、お金があるならば絶対に無制限をオススメします。
「無制限だから高いんじゃないの」とおもわれる方もいらっしゃると思います。
実際、対物補償は他の補償と比べて思ったほど高くないのが特長です。
ある保険会社で見積りを取った際、
対物補償無制限と対物補償3000万円で保険料は年間1760円しか違いがありませんでした。
この保険料差が惜しいと考える方もいらっしゃると思います。
少しでも安くしたいと考えるのであれば3000万円で良いと思いますが、
1760円出す余裕が有るのであれば・・・絶対に無制限が良いでしょう。
本当に必要な自動車保険の補償を選びましょう
最近私は新車で車を購入し、さすがに買ってすぐに事故で廃車を選択することはつらいので
もし事故で廃車となった場合でも車両価格が補償されるタイプのものを選びました。
こちらのタイプは自損事故や当て逃げなどにも適用されます。
しかし、車によっては廃車にした方がお得なケースもあります。
たとえば、経年劣化・走行距離10万km以上・水没車・車検切れ・長期放置車など、いわゆる「訳あり車」です。
本来であれば廃車費用を支払わなけれならないような車でも、カーネクストに廃車買取を依頼をすれば、
思わぬ査定額をつけて買い取ってくれる可能性が高いです。
廃車となってしまった場合はこういったサービスを活用するとよいでしょう。
まずは、廃車となる前に自分にとって本当に必要な自動車保険の補償内容を書き出し、
複数の保険会社で見積りをとることが大切です。
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